Squareでは過去数年にわたり「他社乗り換えで決済端末を無料進呈」型のキャンペーンを断続的に実施していますが、いつでも開催しているわけではなく、申込受付期間が短いのが実情です。
直近のキャッシュレス乗り換えキャンペーン(2026年4月1日〜5月31日)はすでに新規受付が終了し、次回キャンペーンの開催も未発表です。
ただSquareには2024年5月開始の「スマホでタッチ決済」があり、キャンペーンの有無に関係なく端末ゼロ・初期費用0円で決済を始められます。
この記事では、Squareのキャンペーン情報の最新状況と、キャンペーンを待たずに無料で導入する方法、そして過去2年の実施履歴から読み解く次回キャンペーンの見通しまで紹介します。
- 直近のキャッシュレス乗り換えキャンペーンは2026年5月31日で新規受付終了、次回開催は未発表
- Squareは「スマホでタッチ決済」で端末ゼロ・初期費用0円から決済受付を始められる
- スマホでタッチ決済の決済手数料は3.25%、Squareリーダー利用時の2.5%との差は約0.75%
- 端末を購入した方が得になる損益分岐の目安はおよそ累計66万円の決済額
- 過去2年で「乗り換え型」「割引クーポン型」「キャッシュバック型」が年1〜2回ペースで開催されている
直近のSquareのキャンペーンは2026年5月で受付終了(次回は未発表)
2026年6月現在、Squareで申込を受け付けている新規キャンペーンはありません。
直近で実施されていたのは「キャッシュレス乗り換えキャンペーン」で、他社決済サービスから乗り換えるユーザー限定の期間限定企画でした。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| キャンペーン名 | キャッシュレス乗り換えキャンペーン |
| 申込受付期間 | 2026年4月1日〜5月31日(終了済) |
| 対象者 | 他社決済サービスを利用中の事業者 |
| 特典① | Squareの決済端末1台無料(Squareが選定) |
| 特典② | 売上100万円分の決済手数料無料 |
| 特典②の達成条件 | 申込から90日以内に売上150万円を達成 |
| 申告期限 | 2026年6月30日 |
直近の「キャッシュレス乗り換えキャンペーン」(2026年4月1日〜5月31日)の中身
キャッシュレス乗り換えキャンペーンは、他社決済サービスを使っている事業者がSquareへ乗り換える場合に2段階の特典を受けられる企画でした。
進呈される端末はSquare側が選定する仕組みで、リーダー(4,980円相当)からレジスター(84,980円相当)まで幅があります。
2段階目の手数料無料特典は、月平均にすると約50万円ペースの売上が必要で、対面の決済手数料2.5%換算で約2.5万円相当の手数料が浮く計算です。
申込は通常の登録フォームではなく、キャンペーン専用のページから入る必要がありました。
解約証明書の提出は不要で、現在利用している決済サービス名と端末写真の提出だけで申告は完結します。
新規受付は2026年5月31日で終了、申告期限のみ6月30日まで残る
新規申込の受付は2026年5月31日で終了しました。
すでに申し込んだユーザーについては、アカウント作成と他社サービスの申告完了期限が2026年6月30日まで残っています。
受付終了後に申し込みフォームへアクセスしても、キャンペーン特典の対象にはなりません。
次回キャンペーンの開催時期は2026年6月現在で未発表のため、いま手元の端末をすぐ無料で手に入れる用途では使えない状況です。
ただし、キャンペーンを使わなくてもSquareで決済を無料で始める方法はあります。
Squareのキャンペーンを待たなくていい理由
Squareのキャンペーンを使わずに、手元のスマホだけで決済受付を始める方法があります。
それが2024年5月に正式リリースされた「スマホでタッチ決済」です。
| 項目 | スマホでタッチ決済 | 乗り換えキャンペーン |
|---|---|---|
| 専用端末 | 不要 | 1台無料進呈 |
| 初期費用 | 0円 | 0円 |
| 月額固定費 | 0円 | 0円 |
| 対象者 | 制限なし | 他社決済サービス利用中の事業者のみ |
| 受付期間 | 常設 | 期間限定 |
| 決済手数料 | 3.25% | 2.5%(中小企業条件で) |
スマホでタッチ決済は2024年5月開始の常設サービス
スマホでタッチ決済は、専用のカードリーダーを使わずに、手持ちのスマートフォンやタブレットだけでカード決済を受け付けられるサービスです。
iPhoneは「Tap to Pay on iPhone」、AndroidはGoogleが提供する「Tap to Pay on Android」の仕組みをSquareが利用しています。
対応端末は以下の通りです。
- iPhone XS以降の機種、iOSは最新版を推奨
- Android 9以降かつNFC機能を搭載した端末
Squareアプリをインストールしてアカウントを作成すれば、その日のうちに決済受付を始められます。
VisaやMastercard、JCB、American Expressなどの主要なクレジットカード、Apple PayやGoogle Payに登録された電子マネー、タッチ決済対応のカードはすべて読み取り可能です。
初期費用・月額・解約金すべて0円
スマホでタッチ決済は、決済手数料以外のコストが発生しません。
導入時の初期費用、毎月の固定費、解約時の違約金はいずれも0円です。
乗り換えキャンペーンとは違い、他社決済サービスを利用中である必要もありません。
これから個人事業を始める人や、副業として小規模に決済を受け付けたい人でも当日中に登録から運用開始まで進められます。
申込から審査通過まで最短で当日完了するケースもあり、出張買取や移動販売、イベント出店との相性がよい仕組みです。
決済手数料は3.25%(Squareリーダー2.5%との差をどう考えるか)
スマホでタッチ決済の決済手数料は、クレジットカード・電子マネーともに一律3.25%です。
Squareリーダーなどの専用端末を使った対面決済は2.5%なので、スマホ単体だと0.75%だけ手数料が高くなります。
0.75%の差は、決済額が小さいうちはほぼ気になりません。
たとえば月10万円の決済なら、差額は月750円です。
月いくら売れば端末を買った方が得になるか(損益分岐の目安)
Squareリーダー第2世代の通常価格は4,980円です。
スマホでタッチ決済との手数料差0.75%でリーダー本体の代金を回収するには、累計66.4万円(4,980円÷0.75%)の決済額が必要です。
月別の到達ペースの目安は次の通りです。
| 月の決済額 | 累計66.4万円に到達する月数 | 判断 |
|---|---|---|
| 5万円 | 約13ヶ月 | スマホでタッチ決済優位 |
| 10万円 | 約6.6ヶ月 | 同等〜スマホ優位 |
| 30万円 | 約2.2ヶ月 | リーダー購入が優位 |
| 50万円 | 約1.3ヶ月 | リーダー購入が明確に優位 |
月10万円以下のスタート段階ではスマホでタッチ決済のままで問題なく、月30万円を超えてきたタイミングでリーダーを買い足す判断が現実的です。
ただし、リーダーは4,980円の出費とはいえ初期コストには違いないので、開業直後で売上が読めない時期は無理に買う必要はありません。
Squareの過去2年のキャンペーン実施履歴と次回予測
Squareのキャンペーンは、過去2年で性質の異なる3種類が回ってきました。
- 端末無料系:他社からの乗り換えユーザー限定で端末を1台無料進呈
- 端末割引系:クーポンコード入力で端末本体が15〜20%OFF
- 手数料還元系:一定額までの決済手数料を無料化、もしくは決済額の数%をキャッシュバック
履歴を見ると、キャンペーンが途切れる期間は短く、何らかの形で年1〜2回は実施されています。
決済端末無料系キャンペーンの過去履歴(他社乗り換え限定)
端末本体を無料で進呈する形のキャンペーンは、過去2年でいずれも「他社乗り換え」を条件にしていました。
| 時期 | キャンペーン名 | 主な特典 |
|---|---|---|
| 2026年4月〜5月 | キャッシュレス乗り換えキャンペーン | 端末1台無料+手数料100万円分無料 |
| 2025年8月〜10月 | 他社乗り換えキャンペーン(第1回) | 端末1台無料+手数料最大400万円分無料 |
| 2019年〜2020年 | キャッシュレス・消費者還元事業対応 | 政府補助金活用で端末料金実質無料 |
2025年8月〜10月の第1回キャンペーンは3段階構成で、端末無料に加えて売上達成ごとに手数料無料の特典が積み上がる仕組みでした。
2019〜2020年のキャッシュレス・消費者還元事業は、経済産業省が中小事業者向けに端末費用の3分の2を補助した制度で、Squareもこの制度に参画していました。
決済端末割引・手数料還元系キャンペーンの過去履歴
端末を無料にする形ではなく、クーポンコード入力で割引する形のキャンペーンは年2回程度のペースで開催されています。
| 時期 | クーポン内容 | 割引対象 |
|---|---|---|
| 2026年2月20日〜3月12日 | クーポン「square2026」で15%OFF | Squareリーダー・ターミナル等 |
| 2025年4月〜 | 新年度スタート決済端末20%OFF | Squareリーダー・ターミナル等 |
| 2025年2月5日〜18日 | クーポン「SQ25」で20%OFF | Squareリーダー・スタンド等 |
| 2024年2月1日〜14日 | 20%割引キャンペーン | Squareターミナル・スタンド |
クーポンコードは自動適用されず、購入時の入力欄に手動で入れる必要があります。
Squareアカウントにログインした状態で公式サイトから購入することも条件で、ゲスト購入では割引が反映されません。
手数料還元系では、2025年4月〜6月に「売上高3億円分の決済手数料山分けキャンペーン」が実施され、利用者全体で3億円分の手数料を山分けする形で最大100万円分まで手数料が無料になりました。
2024年9月〜10月には「決済額の0.75%相当をクレジット返還」する企画もあり、こちらは新規ユーザー以外も対象でした。
過去パターンから読む次回キャンペーンの予測
過去2年の履歴を並べると、キャンペーンの開催時期は春先(2〜5月)と夏〜秋(8〜10月)に集中しています。
2026年6月現在、乗り換えキャンペーンが終了したばかりなので、次の有力候補は2026年夏〜秋の開催と見るのが妥当です。
ただ、過去のキャンペーンは公式が事前告知するのが直前のことが多く、正確な開催時期を読み切るのは難しいです。
確実に無料で始めたいなら、次回キャンペーンを待つよりスマホでタッチ決済で先に運用を開始し、有料端末はキャンペーン開催時に切り替える判断のほうが機会損失が小さいです。
Squareをキャンペーン以外で安く始める3つの方法
無料キャンペーンを待たずに、Squareをできるだけ安く導入する選択肢は3つあります。
| 方法 | 初期コスト | 向いている人 |
|---|---|---|
| スマホでタッチ決済 | 0円 | 個人事業主・副業・出張販売 |
| Amazon・楽天で端末を買う | 4,255円〜 | 固定店舗で長く使う予定の事業者 |
| 紹介プログラム経由で登録 | 0円+2,000円返金 | 知り合いがSquare利用中 |
スマホでタッチ決済で端末ゼロから始める
初期コストを抑えて始めたいなら、まずはスマホでタッチ決済での運用が一番手堅い選択です。
必要なのはiPhone XS以降またはAndroid 9以降のスマホ、Squareアカウント、Squareアプリのインストールだけです。
事業の本格化にあわせ、後からリーダーやターミナルを買い足す形でも問題ありません。
本格運用に切り替えた後もスマホでタッチ決済はサブ機として残せるので、出張対応用にスマホ決済、店舗ではリーダー、という二刀流もできます。
Amazon・楽天で公式より安く決済端末を買う
Squareの端末は公式サイト以外でも販売されており、AmazonやYahoo!ショッピング、楽天市場で公式定価より安く手に入る場合があります。
2026年6月現在の主要モール価格の例は以下です。
| 端末 | 公式定価 | モール参考価格 |
|---|---|---|
| Squareリーダー | 4,980円 | Amazon 約4,255円 |
| Squareスタンド | 29,980円 | 楽天 約27,480円 |
| Squareターミナル | 39,980円 | 楽天 約33,980円 |
モール購入は公式の30日返品保証の対象外になる点に注意してください。
初めてSquareを試す人や端末タイプを迷っている人は、返品保証がある公式での購入の方が安全です。
端末を絞り込めていて確実にこれを使うと決まっている事業者なら、モール購入のほうが数千円浮く可能性があります。
紹介プログラムで2,000円返金を受ける(常設)
Squareにはキャンペーンとは別に、常設の「お友達紹介プログラム」があります。
既存のSquareユーザーから紹介リンクを受け取り、そのリンク経由で新規登録すると特典が付与される仕組みです。
特典の内容は時期によって変わりますが、過去のパターンでは次のいずれかが多いです。
- 登録から180日以内のカード決済のうち、最初の10万円分の決済手数料を返金
- 登録から一定期間の決済を達成した場合に2,000円返金
キャンペーンと紹介プログラムの併用可否は時期によって運用が変わるため、申込前にSquareサポートへ確認してください。
身近にSquareの利用者がいなくても、SNSやブログで紹介リンクを公開している既存ユーザーから取得できる場合もあります。
Squareのキャンペーン情報まとめ
Squareのキャンペーンは、いつでも開催されているわけではなく、直近の2026年4〜5月のキャッシュレス乗り換えキャンペーンは新規受付が終了しています。
次回キャンペーンの時期は未発表で、2026年夏〜秋に開催される可能性はありますが、確実ではありません。
キャンペーンを待つよりも、2024年5月開始のスマホでタッチ決済を使えば、端末ゼロ・初期費用0円で今日から決済受付を始められます。
決済手数料は3.25%とリーダー2.5%より0.75%高いですが、累計66.4万円までの決済額ならリーダーを買うより手数料を払い続けたほうが安く済む計算です。
本格的な売上が立ってからリーダーやターミナルへ切り替える順序のほうが、機会損失も初期投資のリスクも小さく抑えられます。
キャンペーンに依存しないSquareの強みを生かし、まずは手元のスマホで決済受付の体制を整えてみてください。

