学生時代に世界を旅していた時、バングラデシュで出会ったマイクロファイナンスは、金融ビジネスの力で貧困問題を解決していた。そのとき感じたのは「ビジネスが社会課題解決のための大きな力になる」ということ。その後、公認会計士となり監査法人やコンサルティングファームに勤めていたが、社会起業家たちと出会い、バングラデシュでの感動を思い出す。「ここには社会課題に立ち向かいながらビジネスを創っている人たちがいる」。ＮＰＯの世界に魅了されるが、ＮＰＯ経営だけでやっていけるのか？本当に社会課題を解決しながらビジネスを生み出していけるのか？この時、自分に問いかけたのは、“一度きりの人生をどう生きるか”ということだった。